お通夜やお葬式に参列する際の女性の喪服はスカートが一般的ですが、スカートは苦手だったり、時期的に寒くて辛い場合もありますよね。
喪服のパンツスーツも売っていますが、失礼に当たるのではないかと迷うところです。
今回はお葬式やお通夜での女性の服装について、パンツスーツは問題ないのかについてご紹介します。
目次
お葬式やお通夜にパンツスーツはNG?
女性の正式な喪服は和服かブラックフォーマルのスーツやアンサンブルが望ましいとされています。
女性の喪服といいうとスカートが一般的なのですが、パンツスーツが絶対にダメというわけではありません。
ただ、状況によってはパンツスーツを着用するのはマナー違反になる場合もありますので、着用する際には気を付けましょう。
【パンツスーツは略喪服】
パンツスーツは喪服の中でも略喪服にあたります。
略喪服とは急な弔問や三周忌以降の法事、お別れの会などで着用する服です。
和服やブラックフォーマルのスーツやアンサンブルに比べると格が下になりますので、注意が必要です。
【パンツスーツがNGなのは?】
喪主や親族の立場で葬儀に参列する場合はパンツスーツはマナー違反になります。
身内や近親者という立場でお通夜や告別式に参列する場合は、パンツスーツは避けてワンピーススーツやアンサンブルなどを着ていくようにしましょう。
【パンツスーツは2着めがベスト】
もうスーツやアンサンブルタイプの喪服を持っていて、2着目として購入するのであればパンツスーツも良いと思います。
もし初めて喪服を購入するのであれば、パンツスーツではなく一般的なスカートやワンピースのスーツやアンサンブルを購入するのがおすすめです。
パンツスーツが大丈夫な場合もある
◆一般会葬者
お通夜やお葬式でも、一般の会葬者(身内や親族ではない立場で葬儀に参列する人)として参列するのであれば、パンツスーツでも大丈夫です。
パンツスーツを着て行く場合は、あまりスリムなデザインだとカジュアルな雰囲気になってしまうので気を付けましょう。
ただ、地方などでは特にパンツスーツを着ている方は少ない傾向にあるようです。
私も地方の葬儀ではパンツスーツを着ている女性はほとんど見た記憶がありません。
冬場の寒い時期でも、スカートやワンピースを着ている方がほとんどでした。
地方のお葬式やマナーに厳しそうなお宅の葬儀に参列する場合は、パンツスーツは避けた方が無難かもしれません。
◆高齢者や足の悪い人
高齢者や足の悪い人の場合は、ワンピースやスカートを着るのが大変だったり、動きにくくて困ることもあります。
また、寒い季節だと辛い方もいるでしょう。
高齢の方や足の悪い人については、パンツスーツでも良いとされています。
私の叔母(年齢は70歳くらい)も歳をとってからはスカートやワンピースだと寒くて辛いので、冬場のお葬式ではパンツスーツを着るようになったと言っていました。
高齢の方や足の悪い方はパンツスーツを一着用意しておくと安心だと思います。
シニア向けの上着の丈が長め(お尻が隠れるくらいの長さ)のものもありますので、そういったデザインの方が着やすいかもしれません。
パンツスーツの喪服は通販でもいろいろなデザインが揃っています。
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男性の場合は白いワイシャツを着て黒いネクタイを締めますが、女性はパンツスーツでもネクタイは締めません。
インナーは白ではなく、黒を合わせましょう。
黒いブラウスやカットソーを合わせるのがおすすめです。
まとめ
葬儀にパンツスーツを着ても良い場合もありますが、マナー違反になってしまうこともありますので、状況に応じて着るようにしましょう。
喪服はパンツスーツ以外にスカートやワンピースのスーツやアンサンブルを一着持っていると安心です。
安いものでも十分ですので、用意しておくと良いですよ。
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