冬になって灯油を使おうとしたときに、去年の灯油がまだ残っていることってありますよね。
ポリタンクだけでなく、ファンヒーターやストーブのタンクの中の灯油が入ったまま残っていた…なんてこともあると思います。
今回はそんな去年の残りの灯油は使えるのか、使えない場合の捨て方はどうすれば良いのかについてご紹介します。
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目次
去年の灯油は使える?
去年の冬の終わりに買った灯油が使いきらずに残ってしまった場合、今年の冬に使っても良いのか迷いますよね。
ファンヒーターの説明書などには「古い灯油は使用しないでください」と書いてありますし、一般的には去年の灯油は使わない方が良いとされています。
去年の灯油を使わない方が良いのは、以下のような理由のためです。
・変質した灯油を使うとストーブやヒーターが異常燃焼したり故障した利する恐れがあるから
・変質した灯油を使うと異臭がしたり、煤や煙、一酸化炭素が発生する恐れがあるから
直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に置いておくと、灯油は劣化して色が黄色や茶色っぽくなったり、水が混ざって分離したりしてしまいます。
臭いも、酸っぱい臭いがするようになります。
このような劣化して変質してしまった灯油は勿体ないですけど使わないようにしましょう。
ガソリンスタンドの方の話だと、去年の灯油でも、保管状態が良くて変質していなければ使っても大丈夫のようです。
ただ、使用する際はあくまでも自己責任ですので、少しでもおかしいなと感じたら思い切って捨てた方が良いと思います。
我が家では、中を確認して変質していないようであれば、残った灯油を毎年使っています。
うちの場合は4月頃まで暖房器具を使うので、実質は去年のではなく半年程度前の灯油です。
今まで去年の灯油を使ってもこれといったトラブルはありませんでした。
でも、実際に変質した灯油を使ったせいでストーブが壊れたり、火を噴いたりすることもあるので、去年の灯油を使用する際は変質していないか必ず確認するようにしてください。
去年の灯油でストーブに入ったままのはどうする?
去年の灯油をファンヒーターやストーブに入れっぱなしにしていた場合は、劣化している恐れがありますので使わない方が良いです。
どうしても使いたい場合は、ペットボトルなどの容器に少し取りだして、色や臭いを確認してみましょう。
灯油は本来透明ですので、色が黄色や茶色っぽくなっていたり、酸っぱい臭いがしていたら劣化しています。
劣化している場合は使わないでください。
ファンヒーターやストーブに残った灯油はポリタンクに戻すか、使いきってしまうのがおすすめです。
私はタンクに戻すのが面倒なので、雨の日に洗濯物を乾かすためにヒーターをつけて、灯油を使い切るようにしています。
梅雨時などの洗濯物が乾かないときなんかは便利ですよ。部屋干しした際の洗濯物の嫌な臭いも防げて一石二鳥です。
去年の灯油の捨て方は?
古くなって劣化した灯油は、ガソリンスタンドや灯油を購入したお店で引きとってもらえることが多いです。
お店によって無料の場合と有料の場合があるようですので、事前にお近くのガソリンスタンドなどに電話して訊いてみると良いですよ。
面倒だからと、下水に流したり、庭に埋めたりするのはやめてくださいね。
まとめ
去年の残りの灯油は劣化している恐れがあります。使う前に確認するようにしてください。
劣化した灯油を使うとストーブの故障の原因にもなりますし、危険ですので、もったいないからと使わずに思い切って処分しましょう。
シーズンの終わりにヒーターやストーブに残った灯油は、入れっぱなしにしないでポリタンクに戻すか使いきってしまうと良いですよ。
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