お盆には旦那様の実家に帰省するという方も多いかと思います。
お仏壇のある家に帰省する場合は仏壇へのお供えを持っていく場合もあるでしょう。
こちらでは、お盆で帰省する際の仏壇へのお供え物について、どんなものが良いのかや金額の相場、のしはどうするのかについてご紹介します。
目次
お盆の帰省時の仏壇へのお供え物は何が良い?
お盆に旦那様の実家に帰省するのって、嫁の立場からするととても緊張しますよね。
旦那様の御実家に仏壇があるから、お供え物を持って行くという方もいるかと思います。
でも、お供えっていざ用意しようとすると、何を持って行けば良いのか迷いませんか?
私も実家だったらともかく、主人の実家に初めて持って行ったときには随分頭を悩ませました。
一般的には、ご先祖様にお供えするものですから、お供えは故人の好きだっ食べものや飲み物、お花などが良いとされています。
殺生に通じるので、肉類や魚類は避け、トゲのあるバラのようなお花は避けた方が無難です。
また、宗派によってはお酒やコーヒー、タバコなどもふさわしくないと言われることもあるようです。
お仏壇のお供えは地域や宗派によって違いがありますので、できればどんなものが良いか事前に聞いておくと良いですよ。
自分で直接聞きにくい場合は、旦那様から聞いてもらいましょう。
私は主人に聞いても「何でもいいんじゃない」と言われて不安だったので、主人から義母に聞いてもらいました。
嫌いな物や苦手な物をお供えされても困るでしょうから、苦手な物だけでも知っておくと安心だと思います。
一般的にお供え物として代表的なのは、
・日持ちするお菓子(クッキーやおせんべいなど)
・果物
・水菓子(水ようかんやゼリーなど)
・飲み物
・お花
・お線香やろうそく
などです。
お花や果物は日持ちしませんし、既にお供えしてあると置き場がないかもしれないので、私は持って行きません。
私がお供えに選ぶときは、小分けになっていて日持ちするお菓子か、お茶を選ぶことが多いです。
お菓子はお茶うけにできますし、お茶はお仏壇にお供えしたり、お客さんに出したりもしますからどちらもあって困らないものなので。
お孫さんがいるご家庭でしたら、ゼリーやジュースなども喜ばれると思います。
お供え物はお盆が終わった後にお下がりとして分けることもありますので、できるだけ、あまり好き嫌いのない、万人受けするようなものが無難かなと思います。
【お供えはお金よりも物が良いの?】
お供えを持って行くときに、現金と物とどちらが良いか迷いますよね。
地域や家の習慣によっても違いますが、一般的には新盆以外にお金をお供えするご家庭は少ないです。
ただ、こういったことは地域や家によって決まりごとが変わりますので、お金が良いのか物が良いのかも、旦那様の御実家に事前に確認しておいた方が良いですよ。
お盆の帰省時の仏壇へのお供えの金額は?
何を持って行ったら良いのかと同時に悩むのが、いくらくらいの物を用意すれば良いのか、ですよね。
お盆のお供え物の金額は3,000円~5,000円くらいが相場です。
お盆は毎年ありますので、無理のない金額で用意すると良いですよ。
親戚などを見ていると、3000円くらいが多い感じがします。
帰省する場合だとお供えの他に手土産も用意するでしょうから、その辺も合わせてお供えの金額を決めても良いのではないでしょうか。
お盆の帰省時の仏壇へのお供えののしはどうする?
お盆のお供え物はむき出しでは失礼になりますので、「掛け紙」をつけます。
「のし」とは「のしあわび」の略で、不老長寿の印として慶事に使われます。
一般的に慶事用には「のし」が印刷されていますが、弔事用には「のし」は印刷されていません。
今では慶事・弔事関係なく「のし」とか「のし紙」といいますが、本来は慶事にのみ使われるものが「のし紙」で、弔事に使われるのを「掛け紙」といいます。
ですから、仏壇へのお供えの場合は「のし」ではなく「掛け紙」というのが本当です。
「掛け紙」に使う水引きは一度きりという意味合いで「結び切り」を使います。
水引きの色は関東では黒白、関西では黄白を使うことが多いです。
旦那様の御実家の方ではどの水引きを使うのかわからない場合は、これも事前に聞いておくと安心です。
デパートなどお店で購入する場合は、お供えとして使うことや、どの地域に持って行くかを伝えるとそれにあった掛け紙をつけてもらえますので大丈夫です。
表書きは宗派や亡くなられた日に関係なく使用できる「御供」にしておくと良いでしょう。
お店などでも特にこちらが指定しなければ「御供」を用いることが多いです。
まとめ
お盆の帰省で仏壇へのお供え物を持って行く場合は、3000円~5000円くらいの日持ちする物を選びましょう。
迷ったら事前にどういったものが良いのか確認しておくと安心ですよ。
一般的な相場やお供えに多い物をご紹介しましたが、地域や家の決まりがあるときには、そちらに従ってください。
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