夏休みの宿題で出されることが多い読書感想文。
小学一年生だとまだ一人で読書感想文を書くのは難しいので、親がサポートしてあげる必要があります。
こちらでは、私の経験を元に、読書感想文を書きやすい本の選び方や、小学一年生の子に教える読書感想文の書き方と親のサポート方法についてご紹介します。
目次
読書感想文を書きやすい本の選び方
小学校になると夏休みの宿題で読書感想文が出るところも多いかと思います。
でも、小学一年生だと読書感想文なんて書いたことはない子がほとんどでしょうから、いきなり読書感想文を書けと言われても何をどう書いたら良いのかわかりませんよね。
うちの子も「何を書いたらいいのかわからない」と言って、作文用紙を前に途方にくれておりました。
学校ではまだ作文すら書いておらず、それなのにいきなり読書感想文を書くなんてハードルが高すぎるので、私がサポートをしてなんとか完成させました。
読書感想文を書くにあたり、最初にやったのは「読書感想文を書くための本を選ぶ」ことでした。
◆読書感想文を書きやすい本の選び方◆
読書感想文を書くとなると、「ちゃんとした本を読ませなければいけない」とつい親は考えてしまいますが、あまり難しい本を選ぶと本を読むだけで時間がかかってしまいます。
活字ばかりの本を無理に読むよりも、小学一年生でしたら絵本の方が慣れ親しんでいますし、絵がある分内容もわかりやすいのでおすすめです。
本を選ぶ際は、今まで読んだことのある本の中で気に入っているものを選ぶと良いですよ。
読んだことのない本よりも、読み聞かせなどで内容を知っている本の方が一人でも読みやすいですし、感想も書きやすいです。
お子さんが何度も読んでくれとせがんだ絵本や、熱心に感想を話してくれた本はありませんか?
そういった本があるのなら、それが良いと思います。
うちの場合は、子供が気に入って何度も読み聞かせた「おしいれのぼうけん」を選びました。
「おしいれのぼうけん」は小学一年生の子が一人で読むのにはちょっと長い本ですが、何度も読み聞かせていて内容を覚えていたので、思い出しながら読んでいたようです。
特に気に入っている本がない場合は、お子さんが興味を持ってくれそうなお話を選ぶと良いですよ。
車が好きなお子さんでしたら「しょうぼうじどうしゃじぷた」のような車が主人公のお話の方が読みやすいでしょうし、動物が好きなお子さんでしたら「ぐりとぐら」や「どうぞのいす」のような動物たちが主人公のお話でしたら楽しめると思います。
文字数が少なめの絵本でも大丈夫ですので、お子さんが読み終わった後にお母さんに感想をいろいろ話してくれるような本を一緒に選んであげてください。
小学一年生が書きやすい読書感想文の書き方
本を読み終わったら、読書感想文に取りかかるわけですが、感想を聞いても「おもしろかった」と一言で終わってしまう子が多いのではと思います。
うちの子も「おもしろかった」としか言いませんでした。
それでは読書感想文は書けないので、「他にどう思った?」と聞いてみましたが、「ハラハラした」や「すごいと思った」など、返ってくるのは短い感想ばかり。
これでは読書感想文にはほど遠いので、私が感想を聞きだすことにしました。
①ママが感想をインタビューしよう!
ただ「どうだった?」と感想を聞いても子供は一言でしか答えてくれないので、もう一歩先に進むためにちょっと突っ込んだ質問に変えてみます。
子供が「おもしろかった」と言った場合は、「どこがどうおもしろかたの?」と聞き直してみます。
そうすると、子供なりに考えてもう一歩進んだ感想が出てくると思います。
うちの場合はどこがどうおもしろかたのか聞いたところ、「おしいれの中にねずみばあさんとねずみが出てきて、さとしとあきらがねずみから逃げるところ」という答えが返ってきました。
逃げるところがどうしておもしろかったのか更に突っ込んで聞いたところ、「ねずみにつかまりそうでつかまらなかったから、ドキドキしておもしろかった」と更に進んだ感想が出てきました。
このように、「どうしてそう感じたのか?」を質問していってあげると、感想がどんどん出てきます。
面白い感想が出てきたら、「自分だったらどうしたか」や「自分だったらどう思うか」など掘り下げていってあげても良いですよ。
そしたら、その感想をひとつずつメモしていきましょう。
感想は物語の順番どおりに出てくるとは限りませんので、ノートよりもメモ帳や大きめの付箋のようなものに書いていくと、後で順番に並べ替えることができるので便利です。
メモは子供が自分で書ければその方が良いのですが、難しい時はママが書いてしまっていいと思います。
うちの子も自分で書かせると上手く書けなかったので、私がメモを取りました。
②メモを並べて書く順番を決めよう!
ある程度感想が出そろったら、メモを子供の前に並べて書く順番を決めて行きます。
書きだしをどれにするか、一番詳しく書きたい部分はどれかも決めましょう。
うちの場合は、一番メモの量が多い部分が子供にとっても一番印象に残った場面だったのでそこを中心にし、「自分だったらどうするか」というのを最後のまとめにしました。
③作文用紙に清書をしよう!
書く順番が決まったら、作文用紙に清書をしていきます。
句読点の位置がおかしくないか、誤字脱字がないかなどを一緒にみてあげましょう。
小さな「っ」などは抜けてしまうことがよくありますので、そういったところもチェックします。
清書が終わったら完成です。
ここまで終わるのに、うちでは午前中から取り組んで、お昼をはさんで午後までかかりました。
恐らく半日は費やしたと思います。
まとめ
小学一年生にとっては、自分が感じたことを文章にして書くというのはまだまだ難しいことです。
宿題ですから本当は子供一人の力でやるべきなのかもしれませんけど、それだと恐らく夏休み中かけても終わらないので、私はこの方法でやりました。
会話で子供の感想を引きだし、それをメモとして目に見える形にしたことで、子供も大分書きやすくなったようです。
初めての読書感想文でお子さんが戸惑っているときは、良かったら子の方法を試してみてください。
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