出産で入院するとき、病室を個室にするか大部屋にするかは迷いますよね。
個室と大部屋にはそれぞれメリットとデメリットもありますし、母子同室かどうかによってもまた違ってくると思います。
こちらでは、出産のときの入院は個室と大部屋どちらが良いのか、私の経験談を含めてご紹介します。
目次
個室のメリットとデメリット
まずは個室のメリットとデメリットから見て行きましょう。
個室のメリット
・母子同室の場合は赤ちゃんが泣いても周りに気を遣わずにすむ
個室の最大のメリットは、自分以外の人がいないから同室の人に気を遣わずにすむことです。
赤ちゃんはいつ泣くかわかりませんので、夜中に泣いたりすると他の人を起こさないように大変気を遣います。
また、他の赤ちゃんの泣き声で寝ていた赤ちゃんが起きて泣きだしてしまうなんてこともあります。
せっかく寝たばかりの赤ちゃんが他の赤ちゃんの泣き声で目を覚ましてしまい、自分が休めない、なんて可能性もあります。
・家族がいつ面会に来てもOK
赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんの顔を見るために家族が面会に来ますよね。
面会時間内でも、大部屋だと他のママや赤ちゃんが寝ている場合は起こさないように声を潜めたりして気を遣います。
その点、個室なら家族が面会に来ても同室の方に気を遣う必要がありません。
上のお子さんがいて一緒に面会に来る場合などは特に、個室の方が気兼ねなく来てもらえるのでおすすめです。
・好きな時にテレビを見たり照明を付けたりできる
大部屋だとテレビの音が他の人にうるさくないか気を遣いますが、個室なら音を気にせずテレビを見ることができます。
夜中に授乳したりするときも、照明を気にせずつけることができるので便利です。
シャワー付きの部屋だと、好きな時間にシャワーが浴びれるのでこれもすごく便利ですよ。
個室のデメリット
・費用がかかる
個室は大部屋よりも部屋代が高いので、ここが最大のお悩みポイントではないでしょうか。
私も個室と大部屋では金額が随分違うので、金銭面で一番迷いました。
・話相手がいない
大部屋だと同室の人と話をする機会もありますが、個室だと話し相手がいません。
人見知りする方や一人でいる方が好きな方は個室の方が気楽に過ごせますが、一人は苦手という方は寂しい思いをすることもあるようです。
病院によっては授乳する際は授乳室で集まってするところもありますので、そういう病院だと個室でも授乳の時に他の人と話ができます。
大部屋のメリットデメリット
大部屋にはどんなメリットとデメリットがあるのか見て行きましょう。
大部屋のメリット
・費用が安い
大部屋は個室よりも費用が安いので、金銭的な負担が少ないです。
・同室の人と話ができたり友達になれたりする
大部屋だと同室のママたちと話ができます。
ママ友になって退院後もずっと連絡を取りあっているという方もいらっしゃいますし、2人目を出産した先輩ママにアドバイスをもらったなんて方もいらっしゃいました。
初めての出産だと不安なことも多いので、相談できる相手がいるのは心強いですね。
ただ、病院やその病室によって雰囲気は違うようで、大部屋でもみんな赤ちゃんのお世話で忙しく、ママ同士が話をする余裕なんてなかったということもあるようです。
大部屋のデメリット
・同室の人に気を遣う
大部屋の最大のデメリットは同室の他の方に気を遣わないといけないことです。
母子同室の場合、赤ちゃんは一日中時間を選ばずに泣きますので、赤ちゃんの泣き声にとても気を遣ったという意見が多いです。
また、家族が面会した時の話声や、テレビの音、照明なども気を遣いますので個室ほど自由にはできません。
・ゆっくり休めない
大部屋だと、赤ちゃんの泣き声や他の人の生活音など、個室とは違って同室の方のいろいろな物音がします。
周囲に気を遣うこともあり、産後疲れているのにゆっくり体を休めることができないというデメリットもあります。
・面会に来た家族が気を遣う
面会に来た家族も、大部屋だと他の方に気を遣って居ずらいということがあるようです。
女性ばかりのお部屋ですし、授乳している人もいますから、男性は特に肩身が狭い思いをするようです。
病院によっては、面会は病室の外でしないといけない場合もあり、ママにとって負担になることもあります。
また、大部屋だと子供が面会に来られないこともあるので、上のお子さんがいる場合だとお子さんが面会できなくて寂しい思いをしてしまうかもしれません。
個室と大部屋どちらが良い?
個室も大部屋も、どちらにもメリットとデメリットがあります。
どちらが良いのかは人によって違ってきますので、ご自分が良いと思う方を選ぶと良いと思います。
病院によっては大部屋といっても壁で区切られているようなところもありますし、一部屋の人数も3人くらいから8人くらいまで幅があります。
また、個室の金額も病院によって1日数千円~1万円以上するところまで幅があります。
個室も大部屋も、病院によって大分違いますので、入院される病院がどのような感じなのかを事前に調べることをおすすめします。
【帝王切開の場合は個室がおすすめ】
帝王切開の場合、産後しばらくの間は傷が痛くて動くのが大変です。
起き上るのにも、仰向けの状態で起き上ることができませんので、一度うつぶせになってから手で体を持ちあげて起き上がるようになり、とても時間がかかります。
赤ちゃんが泣いてもすぐに動けないので、自分が起き上って抱っこするまでの間は赤ちゃんを泣かせておくしかありません。
他にも、食事をするにもトイレに行くにもゆっくりとしか動けませんので、周りに気を遣わず自分のペースで動ける個室の方がおすすめです。
私も帝王切開だったのですが、本当に痛くて痛くて大変だったので、個室で良かったと後で思いました。
シャワーとトイレが付いた部屋だったので、いちいち廊下を歩いて行く必要がなかったのも良かったです。
個室代はかかりましたが、生命保険の女性特約をつけていたおかげで保険で賄えたので、費用的負担もかからずラッキーでした(体の方はすごく負担がかかりましたが…)。
【希望通りの部屋が空いてないことも】
最近は出産ができる病院が少ないので、産科は大抵どこも混んでいます。
部屋に空きがないと、希望通りの部屋に入れないこともあります。
実際、私が出産で入院した時は大部屋が空いておらず、個室に入らざるおえませんでした。
私の場合は個室で良かったので結果オーライですが、希望通りのお部屋に入れない可能性があることも頭に入れておいた方が良いと思います。
特に、大部屋を希望していたのが個室になってしまうと部屋代が高くなって費用がかさみますので、出産費用は余分に準備しておいた方が安心です。
まとめ
私は個室で快適にすごせましたが、人によっては個室だと食事も一人なので寂しいと感じるようです。
費用やご自分の性格、自然分娩か帝王切開かなどを考えて、どちらにするか決めると良いですよ。
出産頑張ってくださいね。
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