「婚姻届受理証明書」は婚姻届を提出して受理されたことを証明してくれる公文書です。
婚姻届を提出してから新しい戸籍ができるまでには時間がかかります。
新しい戸籍ができるまでの間に、会社などでの手続きで婚姻届が受理された証明が必要な場合に使うのが「婚姻届受理証明書」です。
また、最近では手続きで使う他にも、婚姻届受理証明書を結婚の記念に取っておくという方もいらっしゃるようです。
こちらでは、婚姻届受理証明書はいつからもらえるのか、どこでもらえるのか、郵送で請求することはできるのかについてご紹介します。
目次
婚姻届受理証明書はいつからもらえる?
【婚姻届を役所の業務時間内に提出した場合】
役所内で婚姻届の内容を点検して不備がなければ、戸籍担当の窓口の方に「婚姻届受理証明書をください」と申し出ればその場で発行してもらえます。
婚姻届受理証明書がすぐに必要な場合は、この方法が一番早いと思います。
【婚姻届を休日に提出した場合】
婚姻届は365日24時間受け付けていますので、休日や平日の業務時間外でも提出することができます。
休日や平日の業務時間外に提出した場合は、翌開庁日に内容点検が行われ、不備がなく受理されれば婚姻届受理証明書を発行してもらえます。
翌開庁日でも、あまり早い時間に行くとまだ内容点検が終わってない恐れがありますので、行く前に電話で聞いてみると良いと思います。
【婚姻届受理証明書をもらうのに必要なもの】
婚姻届受理証明書を発行してもらうためには本人確認書類が必要になります。
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(個人番号カード)を用意していきましょう。
料金の目安は1通350円です。
【特別婚姻届受理証明書(賞状タイプの婚姻届受理証明書)】
婚姻届受理証明書には、賞状タイプのものがあります。
こちらは「特別婚姻届受理証明書」と呼び、B4サイズの上質紙に印字されており、発行までに数日程度時間がかかります。
料金の目安は1通1,400円です。
特別婚姻届受理証明書には証人の名前も記載されますので、両家の親御さんに証人になってもらっておくとより記念になりそうですね。
以前、特別婚姻届受理証明書を額縁に入れて、結婚式の披露宴会場でウェルカムボードの代わりにしているのを見たことがあります。
「こんなのがあるんだ」と驚いていた方もいて、評判が良かったですよ。
記念にもなりますし、ああいうウェルカムボードも素敵だなと思いました。
【特別婚姻届受理証明書はいつまでもらえる?】
婚姻届を本籍地に提出した場合、提出した婚姻届は1か月程度役所に保管された後、その市区町村を管轄する法務局に送られます。
本籍地以外の役所に提出した場合は、提出した婚姻届は本籍地以外の役所で1年間保管された後、法務局に送られます。
法務局に婚姻届が送られてからだと、役所に申請しても特別婚姻届受領書が発行してもらえないことがあります。
特別婚姻届受領書が欲しい場合は、早めに申請することをおすすめします。
※法務局に送られるまでの期間は目安ですので、役所によって違う場合があります。
婚姻届受理証明書はどこでもらえる?
婚姻届受理証明書は婚姻届を提出した市区町村の役所のみで発行してもらえます。
自治体によっては提出した役所以外でも、市内の区役所や支所、出張所などでも取得できる場合もあります。
婚姻届を出した市町村の役所で聞いてみてください。
婚姻届受理証明書は郵送でももらえる?
婚姻届受理証明書を直接取にいけない場合、ほとんどの自治体では郵送で取り寄せすることができます。
【郵送で請求する場合に必要なもの】
①申請書
各市町村の役所のHPからダウンロードできる場合があります。便箋などに以下の項目を記載しても大丈夫です。
・婚姻届の届出年月日
・当事者(夫と妻)の氏名、本籍の表示当事者
・必要な通数
・請求者の住所・氏名・押印・生年月日及び日中連絡のとれる電話番号
・請求者と「受理証明書」に記載の当事者との関係
・使用目的
②住所が記載された本人確認書類の写し
運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)又は写真付きの住民基本台帳カード、健康保険証など
※パスポートでは住所が確認できないので、パスポート以外の書類を使いましょう。
※住所が裏面に記載されている場合は、裏面のコピーを取るのを忘れないように気を付けてください。
③手数料
手数料の金額分の定額小為替のところが多いです。(定額小為替は郵便局で購入できます)
④返信用封筒
宛先に請求者の住所・氏名を記載し、切手を貼ったものを同封します。
特別婚姻届受領書を郵送で取り寄せる場合は、B4サイズの上質紙が入る大きさの封筒を用意しましょう。
※各市町村の役所によって取り扱い違う場合がありますので、取り寄せをする役所のHPで必ず確認するようにしてください。
郵便での取り寄せは処理日数と往復の郵便配達日数の合計日数がかかりますので、7日~10日程度かかることが多いです。
場合によってはそれ以上の日数がかかることもありますので、余裕をもって請求することをおすすめします。
まとめ
婚姻届受理証明書はいつからどこでもらえるのか、郵送で請求できるのかについてご紹介しました。
婚姻届は一定期間が経つと提出した役所から法務局に送られてしまいますので、特別婚姻届受領証明書が欲しい方はいつまでに申請すれば良いのかを婚姻届の提出時に役所で確認してくと良いと思います。
結婚式の準備などでバタバタしていると忘れてしまうことがありますので、早めに申請しておくことをおすすめします。
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