毎年インフルエンザが流行る季節になると、学級閉鎖があちこちの小学校で見られます。
親にとっては学級閉鎖って突然だから焦るし、子供が何日もずっと家にいるから憂鬱ですよね。
今回はそんな学級閉鎖について、何人くらい休むと学級閉鎖になるのか、日数の決め方や勉強の振替はどうするのかをご紹介します。
目次
学級閉鎖になるための欠席人数は?
何人休むと学級閉鎖になるのかについて、明確な基準はありません。
全国的な基準はありませんが、一般的には全体の4分の1~3分の1以上が欠席すると学級閉鎖になるようです。
1クラスの人数が30人だとすると、6人(全体の4分の1)~10人(3分の1)以上が欠席した場合に学級閉鎖になる可能性が高いです。
私の子供のクラスでは35人中12人が欠席した際に学級閉鎖になりました。
ただ、この人数はあくまでもインフルエンザや風邪などの理由で欠席した場合で、入院や不登校で欠席している人数は含みません。
【学年閉鎖の人数】
学級閉鎖の他に、学年閉鎖もありますよね(滅多にありませんが…)。
全体の1割以上が欠席した場合に学年閉鎖にする学校が多いようです。
【曜日によって基準となる日数が変わる場合も】
学級閉鎖になる人数は、曜日によっても違いがあるようです。
例えば、同じようにクラスの4分の1~3分の1以上が欠席したとしても、それが金曜日だと土日を挟むので回復する生徒がいることも考え、学級閉鎖にならないことがあります。
学級閉鎖の目的が学校内でのインフルエンザなどの感染を防ぐことですので、曜日によって学級閉鎖にするかどうかの判断が違ってくるのでしょうね。
学級閉鎖の日数
学級閉鎖によって感染防止の効果を上げるためには、1日や2日程度ではあまり効果がなく、5日以上が必要なのだそうです。
インフルエンザの場合だと、「発症してから5日」または「解熱してから2日」は休まないといけないので、確かに1日や2日程度学級閉鎖になったくらいでは欠席人数はそう変化がなさそうですよね。
私の子供の学校だと、土日を挟む場合は2日(金曜と月曜)、それ以外は3日間の学級閉鎖が行われています。
5日にはちょっと足りませんが、それでも学級閉鎖の後は欠席人数がぐっと減っているので効果は出ているのかなと感じます。
学級閉鎖の期間分の勉強の振替はどうなる?
学級閉鎖で気になるのは、授業時間が減る分勉強が遅れてしまうことですよね。
小学校の授業時数は教科によって何時間と決められていますので、足りない分は何とか補って帳尻合わせをすることが多いです。
授業時間の不足をどう補うかは、学校や学年によって違うようです。
・余剰時間を使う
学校では学習指導要領に定められている授業時数の他に余剰時数が確保されています。
学期の最後にお楽しみ会なんかができるのは、この余剰時数があるからなんですね。
余剰時数で間に合えば、補習などは行わずにすみます。低学年の方が四畳時間は多く確保されているため、補習などは行わずにすむことが多いようです。
・平日の授業時間を増やす
5時間授業を6時間授業にしたり、45分授業を50分授業にして授業時間を増やす場合もあります。
私の子供の学校では、朝の読書やプリントをやる短い学習タイムを授業にしたり、図書の時間などを半分授業にしたりして授業時間を増やしているようです。
放課後に補習をすると、習い事をしている子が間に合わなくなったりして困るからでしょうかね。
・長期休みに補習を行う
平日の授業で足りない場合には、冬休みや春休みに登校して補習を行い、不足分を補うことがあります。
子供たちにとってはせっかくの休みが潰れてしまってがっかりですね。
学級閉鎖になった分の時間数は何とか補うことが多いようですが、それでも学級閉鎖がないクラスに比べて問題を解く時間が短かったり、ドリルが最後まで終わらないといったことが起こることもあるようです。
遅れた分は個人でも取り戻すように努力をする必要があるのかなと思います。
まとめ
全体の4分の1~3分の1以上が欠席の場合に学級閉鎖になることが多いです。
学級閉鎖になってしまうと授業が遅れた分を取り戻すために授業のスピードが早くなったり、補習として平日の授業時間が増えたり長期の休みにも登校しないといけない場合もあります。
普段から体調管理をしっかりして、学級閉鎖にならないように努めたいですね。
体調が悪い時には無理に登校せずに休むのも、感染を防ぐので効果的です。
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