子供を中心に流行することが多いマイコプラズマ肺炎。
風邪と症状が似ているため、風邪だと思って病院に行ったらマイコプラズマ肺炎だと言われて驚くこともよくあります(私がそうでした)。
子供の間で集団感染が起こることもあるマイコプラズマ肺炎ですが、大人にも感染するのか、どんな症状が出るのか、治療や完治までの期間についてご紹介します。
目次
マイコプラズマ肺炎は大人にうつる?
マイコプラズマ肺炎は「Mycoplasma pneumoniae」という病原菌による呼吸器感染症で、痰や唾液、咳などの飛沫感染でうつります。
冬に感染する人が増えますが、一年中かかる可能性があります。
幼稚園や保育園、小学校、中学校くらいまでの子供の間で流行ることが多いのですが、大人にもうつる病気です。
実際、私は2回も感染しました。
子供が幼稚園に通っているわずか3年間の間に、2回もマイコプラズマ肺炎になったんです。
大人でも疲れていて体力や免疫力が落ちていると子供から大人にうつりますので、子供がかかったら十分に気を付けてください。
また、自分の子供がかかっていなくてもうつることがあるので、お迎えで幼稚園や保育園に行くときなどは気を付けた方が良いですよ。
私は、幼稚園でマイコプラズマ肺炎の子が少し流行っていた(クラスで2~3人が休んでいた)時期に、子供はうつらなかったのに私だけうつりました。
子供が感染していないから、風邪かなと思って病院に行ったら、あまりにも咳が酷いのですぐに隔離され、血液検査をされたんです。
数日後に結果が出てマイコプラズマ肺炎と診断されました。
ただ、お医者さんは血液検査の結果を待つまでもなく、咳の感じからマイコプラズマ肺炎を疑って薬を出してくれていました。
子供がうつらなかっただけマシなのですが、自分がうつってもかなり辛いので、うがいや手洗いをしっかりして予防に努めることを強くおすすめします。
マイコプラズマ肺炎の大人の症状
マイコプラズマ肺炎の感染から発症までの潜伏期間は1~3週間くらいで、長いと4週間くらいのこともあります。
発症したときに出る症状は、
・咳
・のどの痛み
・発熱
・頭痛
・倦怠感
などです。
全部の症状が出るわけではなく、人によって出る症状が違います。
私がマイコプラズマ肺炎になったときは、1回目は発熱と咳、2回目は咳だけでした。
とにかく咳が辛くて、口を開くとマイコプラズマ肺炎の特徴である乾いた咳が出て、一度出るとなかなか止まらず、息ができないくらいでした。
咳は夜寝ている間も出るので十分な睡眠を取るのも難しく、体がだるくて動くのがとても辛かったです。
CHECK!>>咳が酷くて夜寝られないときの対処方
【マイコプラズマ肺炎の検査方法】
マイコプラズマ肺炎かどうかの検査は、血液検査をされました。
血液検査は私のかかりつけの病院ではよそに依頼しているためすぐに結果が出ず、数日後にもう一度来るように言われ、そのときに結果を聞きました。
検査結果が出ていなくても、咳などの症状からマイコプラズマ肺炎を疑い、効果のある薬を処方してくれていました。
マイコプラズマ肺炎の完治までの期間
マイコプラズマ肺炎の治療
マイコプラズマ肺炎の治療には、抗生剤が処方されます。
よく処方される抗生物質は
・マクロライド系抗生剤(エリスロシン・クラリシッド・クラリス・ジスロマックなど)
・テトラサイクリン系抗生剤(ミノマイシンなど)
・キノロン系、ニューキノロン系抗生剤
私が処方されたのは、ジスロマックでした。
初めてかかったときはジスロマックだけで治ったのですが、2回目はこじらせてしまって長引いたので、ジスロマックの後にミノマイシンも処方されました。
抗生剤の他に、症状に合わせて解熱剤や咳を抑える薬などが処方されます。
完治までにかかる日数
どのくらいで治るのかは個人差があります。
治療をはじめて2~3日で治る人もいれば、1か月以上かかる人もいます。
私の場合は、初めてマイコプラズマ肺炎に感染したときは、薬を飲み始めてから1週間くらいで症状が治まりました。
ただ、2回目は咳が出始めたときにすぐに病院に行かずに我慢してしまい、咳が悪化してから行ったので1週間では治らず、完治まで1か月かかってしまいました。
ジスロマックの次に処方されたミノマイシンは私にはあまり合わなかったのか副作用でめまいがしてとても辛かったのを覚えています。
咳が酷いので夜もあまり眠れず、体力が落ちるから更に回復が遅れ…といった感じで、まさに悪循環でしたね。
マイコプラズマ肺炎に限ったことではありませんが、症状が軽いうちに病院に行った方が治りも早いので、おかしいなと思ったら早めに病院に行った方が良いですよ。
お子さんがマイコプラズマ肺炎に感染していたり、お子さんの園や学校でマイコプラズマ肺炎に感染している子がいる場合には、そのことをお医者さんに伝えることも忘れないようにしてください。
【仕事はどうすれば良い?】
マイコプラズマ肺炎は大人同士でもうつる可能性がありますので、医師の許可が出てから出勤した方が良いです。
自己判断で出勤せず、会社に相談して出勤するか決めましょう。
外出や出勤をするときは、マスクをするようにしてください。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は大人にもうつります。
お子さんの看病をするときは自分もマスクをし、うがい手洗いも徹底するようにしましょう。
園の送り迎えをするときも、マスクをするようにして、家に帰ったら必ずうがい手洗いをした方が良いですよ。
もし自分がマイコプラズマ肺炎になったら、早めに病院に行って休息を取り、マスクや手洗いも徹底して周りにうつさないようにしましょう。
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