婚姻届には証人欄があり、成人(20歳以上)の方2名に署名を捺印をしてもらう必要があります。
こちらでは、婚姻届の証人は親に書いてもらうものなのか、代筆をしても良いのか、印鑑は親子で別の印鑑を使わないといけないのかについてご紹介します。
目次
婚姻届の証人は親に書いてもらうもの?
婚姻届の「証人欄」は20歳以上の方2名に署名と捺印をしてもらわないといけないので、誰に書いてもらうか迷う方も多いかと思います。
20歳以上の方なら親・兄弟姉妹・仲人・友人など、誰に書いてもらってもOKです。職場の上司に頼んだという方もいるようですね。
一般的に一番多いのは親です。
約6割の方が親に書いてもらっており、中でも、双方の父親に書いてもらったという方が多いです。
私も、婚姻届は主人と私と双方の両親に書いてもらいました。
それが自然な感じがしましたし、家族なので頼みやすいというのもあったかなと思います。
父親の次に多いのが母親で、母親の方が頼みやすかったから母親に書いてもらったなんて方もいらっしゃるようです。
親ではなく兄や姉に書いてもらったという方もいらっしゃいますし、それぞれの事情に応じて誰に頼むか決めると良いと思います。
【片方の両親に書いてもらうパターン】
証人は新郎側から1人、新婦側から1人選んで書いてもらわないといけないわけではありません。
新郎新婦どちらか片方の両親に書いてもらうというのもOKです。
ただ、証人を頼まれなかった方のご両親と後でギクシャクしないように、事前に頼まない理由を説明したりしておいた方が良いかもしれません。
証人を頼まれると思って待っている親御さんもいらっしゃるかもしれませんので。
【証人欄に書いてもらうタイミング】
私の場合は実家が近かったので、結婚式が近づいてから双方の家に行って書いてもらいましたが、遠方に住んでいる場合だといつ書いてもらうかで迷いますよね。
顔を合わせる機会が少ない場合だと、「結納などの両家の顔合わせのときに書いてもらった」という方が結構多いようです。
両家とも揃っているときに書いてもらえるので良いですよね。
証人欄には印鑑が必要ですので、顔合わせのタイミングで書いてもらう場合には事前にその旨を伝えて印鑑を持ってきてもらうようにしましょう。
【証人欄を書く順番は?】
双方の父親または母親に証人欄に記入してもらう場合、新郎と新婦どちら側の親に先に書いてもらうかで迷いませんか?
参考までに、私の場合は新郎側の父親に先に書いてもらいました。
父に新郎側を立ててそうするように言われたからです。
どちらが先という決まりはありませんが、新郎側が先というのが一般的です。
婚姻届の証人を親の代わりに代筆するのはNG?
証人欄は必ず自筆で署名しなければなりません。
例え親が代筆することに同意していても、代筆はNGですのでやめましょう。
遠方でどうしても直接行けない場合には、郵送で送って書いてもらうという方法もあります。
郵送でお願いする場合は、記入してもらう場所に付箋を貼るなどしてわかりやすいようにしておき、更に記入例も同封しておくと良いですよ。
書き間違えたとき用に、婚姻届を2枚同封しておくのも良いと思います。
婚姻届の証人が親の場合、印鑑は同じではダメ?
証人欄には印鑑を押す必要があります。
印鑑は実印を使わなくても、認印(三文判)で大丈夫です。
ただ、ゴム印とシャチハタはNGですので気を付けましょう。
【印鑑はそれぞれ別々のものを使う】
親子だと苗字が同じなので同じ印鑑を使ってしまいがちですが、婚姻届では届出人と証人がそれぞれ別々の印鑑でなければいけないので注意が必要です。
届出人の署名押印欄で使う印鑑と、証人欄で使う印鑑は別の物を用意してください。
もし夫婦で証人になってもらう場合も、それぞれ別の印鑑で押印してもらわなければなりません。
印鑑を押し損ねてしまった場合は、二重線で訂正して欄内の余白に押し直してもらいましょう。
【捨印を押してもらう】
万が一、証人の署名捺印に何かしらの誤りがあると役所から指摘された場合に備え、欄外に捨印を押してもらっておくのがおすすめです。
まとめ
婚姻届の証人は親に頼むものなのかについてご紹介しました。
婚姻届の記入は親御さんも緊張して間違えてしまうことがあります。
事前に婚姻届は多めに用意しておき、書き間違えたときに備えておくと良いですよ。
書いてもらうときには記入例を見せ、後でもし訂正があったときのために捨印ももらっておくのがおすすめです。
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